BTSがグループとして約11ヶ月ぶりの楽曲を発表しました。
『The Planet』、タイトルのようにスペイシーで軽快な曲調に前向きで明るい歌詞、時期も相まって感動するファン続出です。
BTSのダンスパフォーマンスはさることながら、楽曲の良さにハマっている人も多いことでしょう。
そんな楽曲の中に、日本人が作詞作曲した作品があるんです。
その日本人は「おかじまかなた」さんというお名前の方です。
BTSの他にもTWICEの楽曲も手掛けているとのことで、どんな方で、どのような曲を作られているのかとても気になります。
早速見ていきましょう。
BTSの作詞作曲を日本人おかじまかなた(岡嶋かな多)が手掛けている?
BTSは日本語曲を沢山リリースしてくれていますが、日本語曲は日本のクリエイターとのコラボレーションで主に作られています。
その中で、日本でも多くの人気楽曲を生み出しているという「おかじまかなた」さんについて深掘りしていきます。
ちなみに「おかじまかなた」さんは「岡嶋かな多」さんが正式な表記です。
岡嶋かな多ってどんな人
岡嶋かな多さんとは一体どんな人なのでしょうか。
春馬くんの
デビューシングルや
Oneなどを手掛けた岡嶋かな多さんの
経歴が面白い。ホームレスって… pic.twitter.com/hN3FlR1IUs
— 🍋myu🌸🐎 (@tRyA2dAG) September 8, 2020
1984年生まれ、青森県黒石市出身の作詞作曲家。
3歳から8歳までをアメリカで過ごし、帰国後は環境の違いから日本の学校生活に馴染めずにいたといいます。
アメリカでの生活の中で近しい大人から性的虐待を受けていたこともあってか、自己肯定感のとても低い学生時代だったそうです。
そんな中、友達と行ったカラオケで自分の歌を褒められ、歌うことに魅了されていきます。
中学卒業後は高校には行かず、アルバイトをしながらビクター音楽カレッジへ通います。
在籍中はとても優秀で、有名歌手のバックコーラスや前座で歌うなどをしていたようです。
その後、バンドのヴォーカルや、仮歌の仕事などを通じて作詞作曲の仕事をするようになります。
スウェーデンの音楽事務所と契約し、海外を拠点に活動、とここまで順風満帆なわけではなくこの間にはホームレスといった極貧生活も経験されています。
辛い中でも『音楽が好き』という気持ちを腐らせることなく、前を向き続けようとしたことが『レコード大賞受賞』という輝かしい結果を導きます。
そして今や、オリコン1位を120回以上を記録するヒットメーカーとして、テレビ番組などにも出演し、その人生が書籍となっているほどです。
【皆さまへご報告】岡嶋かな多、本が出ます!!! pic.twitter.com/MDIGsL86tw
— 岡嶋かな多 / Song Writer / Music Producer (@KanataOkajima) January 29, 2023
現在は、二児の男の子を育てながらも精力的に仕事を続けている岡嶋かな多さん。
彼女の一番の理解者であり、全面的な味方である素敵な旦那様と、キャンピングカーで移動型子育ても行ったりしています。
さすが売れっ子クリエイター、生き様がとても興味深いですね。
岡嶋かな多が作詞作曲したBTSの楽曲は?
そんな岡嶋かな多さんがBTSの楽曲を手掛けています。
その楽曲は、2017年にリリースされた、日本8枚目のトリプルA面シングルの中の1曲『Crystal Snow』です。
日本オリジナル曲で、バンタンの美しい歌声と切ない歌詞がとても印象的です。
日本語詞でありながら、この曲は世界17ヶ国で1位を獲得。
BTSメンバーJ-HOPEは、日本語の歌の中で『Crystal Snow』が一番好きとインタビューで語っていたことがあります。
ドラマチックなサビはもちろん、最初から最後まで純度の高いきれいなメロディが心に染み入ります。
岡嶋かな多はTWICEや安室奈美恵,Snow Manなどの楽曲も手掛けてる?
岡嶋かな多さんが手掛けた楽曲はBTSだけではありません。
同じK-POPでいうと少女時代、TWICE、Red Velvet、TOMORROW×TOGETHER、BOA。
日本の有名アーティスト、アイドル、ジャニーズの楽曲も多数手掛けています。
その中で今回はTWICE、安室奈美恵、Snow Manの楽曲をピックアップして紹介します。
岡嶋かな多が手掛けたTWICEの楽曲
『wishing』作曲された
岡嶋かな多さんの曲を作る上で込めたい思いに『希望』があるそうです。
作詞家のEri Osanaiさんとのマッチングで素晴らしい曲が出来たんだね☺️Wishing on your love
あなたの愛を祈る#岡嶋かな多@JYPETWICE #트와이스 #twicehttps://t.co/e9pWURvPjt pic.twitter.com/mDAuZCSzOf— おたけ₍⸍⸌̣ʷ̣̫⸍̣⸌₎低浮上 (@otake_0113) October 30, 2021
TWICE日本ファーストアルバム『BDZ』の中に収録されている『Wishing』。
この曲の作曲を岡嶋かな多さんが手掛けています。
ちょっぴり甘酸っぱく切ない歌詞にピッタリはまった可愛らしい曲です。
岡嶋かな多が手掛けた安室奈美恵の楽曲
日本の歌姫、安室奈美恵さんが2018年にリリースしたベストアルバム『Finally』の中の『Big Boys Cry』の作詞をしています。
このアルバムにおいては、15曲ものヴォーカルエディションを岡嶋かな多さんが担当しています。
ヴォーカルエディションとは、ヴォーカルのレコーディングの際に客観的にそのテイクの良し悪しを判断します。
具体的には、歌のピッチやニュアンスといった細かい表現を指示したりするようです。
その他にも『Steal My Night』の作詞、『Show Me What You’ve Got 』作詞、バックコーラスを手掛けています。
岡嶋かな多が手掛けたSnow Manの楽曲
岡嶋かな多さんが手掛けたSnow Manの楽曲は、2020年にリリースされたセカンドシングル『KISSIN’ MY LIPS』です。
セブンネットショッピングCMソングに使われていたこの曲は、Snow Manファン以外にもちょっと話題になった名曲でもあります。
大人っぽい歌詞が英語で変換されるていることで、よりヒットにつながったのでしょう。
海外生活の経験あってこそのネイティブな英語詞、それでいて現日本人のニーズをガッチリ捉えた世界観は、岡嶋かな多さんだからこその楽曲と言えるでしょう。
まとめ
世界的に大活躍しているBTSの楽曲を日本人の岡嶋かな多さんが手掛けているということで、そのBTSの楽曲は何か、また岡嶋かな多さんについて調べてみました。
岡嶋かな多さんが作詞作曲をしたBTSの楽曲は『Crystal Snow』でした。
美しいメロディと切ない歌詞がBTSの歌声とマッチした、とても印象的な楽曲です。
BTSの他にもTWICEや少女時代、TOMORROW×TOGETHERなどなど、多くのK-POPアーティストの楽曲を手掛けていることが分かりました。
日本でもオリコン1位の獲得回数120回を超える、超ヒットメーカーとしてテレビ番組で特集されるほどの人物で、その人生が書籍となっています。
人としてもとても魅力的な人物で、そんな岡嶋かな多さんの手掛けた楽曲全て聴いてみたくなりますね。